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新規上場会社情報 | 日本取引所グループ

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(1)

 

新規上場申請のための有価証券報告書

(Ⅰの部)

 

神戸天然物化学株式会社

(2)

目次

 

  頁

表紙  

第一部 企業情報 ……… 1

第1 企業の概況 ……… 1

1.主要な経営指標等の推移 ……… 1

2.沿革 ……… 4

3.事業の内容 ……… 5

4.関係会社の状況 ……… 10

5.従業員の状況 ……… 10

第2 事業の状況 ……… 11

1.業績等の概要 ……… 11

2.生産、受注及び販売の状況 ……… 13

3.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 ……… 14

4.事業等のリスク ……… 16

5.経営上の重要な契約等 ……… 20

6.研究開発活動 ……… 21

7.財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ……… 23

第3 設備の状況 ……… 25

1.設備投資等の概要 ……… 25

2.主要な設備の状況 ……… 25

3.設備の新設、除却等の計画 ……… 26

第4 提出会社の状況 ……… 27

1.株式等の状況 ……… 27

2.自己株式の取得等の状況 ……… 29

3.配当政策 ……… 29

4.株価の推移 ……… 29

5.役員の状況 ……… 30

6.コーポレート・ガバナンスの状況等 ……… 33

第5 経理の状況 ……… 40

1.連結財務諸表等 ……… 41

(1)連結財務諸表 ……… 41

(2)その他 ……… 61

2.財務諸表等 ……… 62

(1)財務諸表 ……… 62

(2)主な資産及び負債の内容 ……… 93

(3)その他 ……… 95

第6 提出会社の株式事務の概要 ……… 96

第7 提出会社の参考情報 ……… 97

1.提出会社の親会社等の情報 ……… 97

2.その他の参考情報 ……… 97

第二部 提出会社の保証会社等の情報 ……… 98

第三部 特別情報 ……… 99

(3)

 

  頁

第四部 株式公開情報 ……… 100

第1 特別利害関係者等の株式等の移動状況 ……… 100

第2 第三者割当等の概況 ……… 101

1.第三者割当等による株式等の発行の内容 ……… 101

2.取得者の概況 ……… 101

3.取得者の株式等の移動状況 ……… 101

第3 株主の状況 ……… 102

[監査報告書]  

(4)

【表紙】

 

【提出書類】 新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)

【提出先】 株式会社東京証券取引所 代表取締役社長 宮原 幸一郎 殿

【提出日】 平成30年2月9日

【会社名】 神戸天然物化学株式会社

【英訳名】 KNC Laboratories Co., Ltd. 【代表者の役職氏名】 代表取締役社長 広瀬 克利 【本店の所在の場所】 神戸市西区高塚台三丁目2番地の34 【電話番号】 078-993-2203(代表)

【事務連絡者氏名】 取締役経営企画室長 先砥 庸治

【最寄りの連絡場所】 神戸市西区高塚台三丁目2番地の34 【電話番号】 078-993-2203(代表)

【事務連絡者氏名】 取締役経営企画室長 先砥 庸治

(5)

第一部【企業情報】

第1【企業の概況】

1【主要な経営指標等の推移】

(1)連結経営指標等

回次 第32期 第33期

決算年月 平成28年3月 平成29年3月

売上高 (千円) 4,612,048 -

経常利益 (千円) 288,037 -

親会社株主に帰属する当期純利益 (千円) 391,130 -

包括利益 (千円) 360,682 -

純資産額 (千円) 3,748,281 -

総資産額 (千円) 8,773,192 -

1株当たり純資産額 (円) 624.71 - 1株当たり当期純利益金額 (円) 65.19 - 潜在株式調整後1株当たり当期純利

益金額

(円) - -

自己資本比率 (%) 42.72 -

自己資本利益率 (%) 10.9 -

株価収益率 (倍) - -

営業活動によるキャッシュ・フロー (千円) 823,939 - 投資活動によるキャッシュ・フロー (千円) △805,957 - 財務活動によるキャッシュ・フロー (千円) 50,634 - 現金及び現金同等物の期末残高 (千円) 838,696 -

従業員数 (人) 219 -

(注)1.第33期より連結財務諸表を作成していないため、第33期の連結会計年度に係る主要な経営指標等の推移につ いては記載しておりません。

2.売上高には、消費税等は含まれておりません。

3.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。 4.株価収益率については、当社株式は非上場であるため、記載しておりません。

5.第32期の連結財務諸表については、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大 蔵省令第28号)に基づき作成しており、株式会社東京証券取引所の「有価証券上場規程」第211条第6項の 規定に基づき、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に準じて、有限責任 あずさ監査法人の監査を受け ております。

6.平成29年7月10日開催の取締役会決議により、平成29年8月1日付で普通株式1株につき2,000株の株式分 割を行っており、また、平成29年12月13日開催の取締役会決議により、平成30年1月6日付で普通株式1株 につき3株の株式分割を行っております。そのため、第32期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1 株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益金額を算定しております。

(6)

(2)提出会社の経営指標等

回次 第29期 第30期 第31期 第32期 第33期 決算年月 平成25年3月 平成26年3月 平成27年3月 平成28年3月 平成29年3月 売上高 (千円) 3,805,729 4,004,544 3,811,806 4,541,078 4,768,008 経常利益 (千円) 238,648 282,490 217,777 409,994 740,797 当期純利益 (千円) 180,604 287,976 182,019 107,569 484,329 持分法を適用した場合の投

資利益

(千円) - - - - -

資本金 (千円) 100,000 100,000 100,000 100,000 100,000 発行済株式総数 (株) 1,000 1,000 1,000 1,000 1,000 純資産額 (千円) 3,189,081 3,476,470 3,663,956 3,783,114 4,183,827 総資産額 (千円) 6,192,962 7,267,572 8,514,381 8,681,580 8,838,708 1株当たり純資産額 (円) 3,189,081.88 3,476,470.97 3,663,956.38 630.52 697.30 1株当たり配当額

(円)

20,000 20,000 20,000 60,000 90,000 (うち1株当たり中間配当

額)

(-) (-) (-) (-) (-) 1株当たり当期純利益金額 (円) 180,604.74 287,976.78 182,019.02 17.93 80.72 潜在株式調整後1株当たり

当期純利益金額

(円) - - - - -

自己資本比率 (%) 51.5 47.8 43.0 43.6 47.3 自己資本利益率 (%) 5.8 8.6 5.1 2.9 12.2

株価収益率 (倍) - - - - -

配当性向 (%) 11.1 6.9 11.0 55.8 18.6 営業活動によるキャッシ

ュ・フロー

(千円) - - - - 1,247,319

投資活動によるキャッシ ュ・フロー

(千円) - - - - 57,561

財務活動によるキャッシ ュ・フロー

(千円) - - - - △877,268

現金及び現金同等物の期末 残高

(千円) - - - - 1,232,993

従業員数 (人) 201 204 207 212 228

(注)1.売上高には、消費税等は含まれておりません。

2.持分法を適用した場合の投資利益は、持分法を適用する重要な関連会社がないため記載しておりません。 3.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。 4.株価収益率については、当社株式は非上場であるため、記載しておりません。

5.キャッシュ・フロー計算書に係る各項目については、第29期、第30期及び第31期は、キャッシュ・フロー計 算書を作成していないため、また、第32期は連結財務諸表を作成しているため記載しておりません。 6.提出会社の経営指標等のうち、第29期、第30期及び第31期については、「会社計算規則」(平成18年法務省

令第13号)の規定に基づき算出した各数値を記載しており、株式会社東京証券取引所の「有価証券上場規 程」第211条第6項の規定に基づく有限責任 あずさ監査法人の監査を受けておりません。

(7)

8.平成29年7月10日開催の取締役会決議により、平成29年8月1日付で普通株式1株につき2,000株の株式分 割を行っており、また、平成29年12月13日開催の取締役会決議により、平成30年1月6日付で普通株式1株 につき3株の株式分割を行っております。そのため、第32期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1 株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益金額を算定しております。

9.当社は、平成29年8月1日付で普通株式1株につき2,000株、平成30年1月6日付で普通株式1株につき3 株の分割を行っております。

そこで、東京証券取引所自主規制法人(現 日本取引所自主規制法人)の引受担当者宛通知「『新規上場 申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)』の作成上の留意点について」(平成24年8月21日付東証上審第133 号)に基づき、第29期の期首に当該株式分割が行われたと仮定して算定した場合の1株当たり指標の推移を 参考までに掲げると以下のとおりとなります。なお、第29期、第30期、第31期及び第32期の数値(1株当た り配当額についてはすべての数値)については、有限責任 あずさ監査法人の監査を受けておりません。

回次 第29期 第30期 第31期 第32期 第33期

決算年月 平成25年3月 平成26年3月 平成27年3月 平成28年3月 平成29年3月

 1株当たり純資産額 (円) 531.51 579.41 610.66 630.52 697.30

1株当たり当期純利益金額 (円) 30.10 48.00 30.34 17.93 80.72 潜在株式調整後1株当たり

当期純利益金額

(円) - - - - -

1株当たり配当額

(うち1株当たり中間配当 額)

(円)

3.33 (-)

3.33 (-)

3.33 (-)

10.00 (-)

(8)

2【沿革】

昭和60年1月 神戸天然物化学株式会社を設立(神戸市西区) 昭和63年2月 岩岡工場開設(神戸市西区)

平成4年5月 東京営業所開設(東京都千代田区) 平成5年10月 市川研究所開設(兵庫県神崎郡市川町) 平成9年8月 本社移転(兵庫県明石市)

平成13年4月 出雲工場(第一工場)開設(島根県出雲市)

平成14年11月 本社移転、神戸研究所開設(神戸市西区、西神工業団地) 平成15年6月 大地化成株式会社を買収(平成22年10月売却)

平成15年10月 米国にKNC Laboratories. Inc.,を設立(平成19年7月閉鎖) 中国に合弁会社 大神医薬化工(太倉)有限公司を設立 平成15年12月 神戸工場開設(本社・神戸研究所と同所在地)

平成17年6月 KNCバイオリサーチセンター開設(神戸市西区、ハイテクパーク) 平成19年4月 KNC-筑波ラボラトリー(筑波大学内)開設(平成24年3月閉鎖) 平成19年10月 大神医薬化工(太倉)有限公司を完全子会社化(平成28年12月売却) 平成21年4月 機能材料事業部、医薬事業部及びバイオ事業部の3事業部体制が確立 平成21年10月 出雲工場(第二工場)開設(島根県出雲市)

平成25年3月 出雲工場(第一工場)内に医薬品原薬精製・粉砕設備棟を建設 平成25年11月 出雲工場(第二工場)内にCNT分散体工場を建設

平成26年10月 KNCバイオリサーチセンター内に培養新棟を建設

平成27年9月 出雲工場(第一工場)内にペプチド・核酸原薬工場棟を建設 平成29年4月 出雲工場(第一工場)内に新品質管理棟を建設

(9)

3【事業の内容】

当社は、有機化学品の研究・開発・生産ソリューション事業を主たる業務としております。具体的には、顧客が製 品開発及び製造販売のために行う研究、開発及び生産活動において必要なサンプルや製品を供給するとともに、製造 方法の検討を実施しております。製品の研究から量産に至る過程では種々の課題が発生しますが、当社は顧客と協力 しながら製造方法等の課題を解決して、顧客の求めるサンプルや製品を供給しております。

対象としている有機化学品は、主に医薬分野、情報電子分野で用いる機能性を持った化学品及びその中間体であ り、一般的な化学品を原料として製造致します。

化学品の研究開発は、目的の機能を持つ化合物の化学構造を考え、それを合成し、その機能を評価し、目標の機能 が得られなければ再度化学構造を考えるというサイクルを繰り返します。機能評価は、医薬、農薬、染料等の製品に より独自の評価技術が必要ですが、化合物の合成は、製品の機能に関わらず有機合成化学の技術で合成できます。従 って、製品開発をする会社は機能性を持つ化学品の構造式を提示し、当社は提示された化合物を合成するという分業 が可能となります。

化合物の合成自体も研究要素があり、提示された化合物の合成方法を考え、合成して、その化合物の純度や収率を 評価し、収率や純度が目標以下であれば再度合成方法を考えます。(純度は、目的の物質の含有量を意味します。収 率は、理論的に予想される目的物質の量に対して実際に得られた量の割合を意味します。)

製品を開発する場合、開発する会社が製品機能評価も化合物合成も全て自社で行っていた研究開発のうち、合成の 部分を当社が請け負うことによって、製品開発会社は機能評価研究に経営資源を集中できます。当社で担当した化合 物合成については、単に合成するだけではなく、化合物合成研究の結果を併せて報告致します。なお、期待される化 合物合成が困難な場合は、得られた科学的知見の提供及び改善策の提案等を致します。製品開発会社と当社が協力し た結果、研究開発期間が短縮され、全体の研究開発の効率が上がります。

当社では、研究・開発から量産ステージまで、化合物合成に関する顧客のデザインや改良要求を具体化して研究開 発 用製 品と して 供給 する と共 に量 産へ 向け て製 造方 法の 課題 ・対 策を 提案 する とい うソ リュ ーシ ョン を提 供致 しま す。

当社は、顧客のステージが研究・開発から量産へと上がるのに伴い、ステージに応じたソリューションを提供して 取引を継続し、成長を牽引するモデル(ステージアップ・グロース)を目指しております。

 

顧客の研究・開発・量産ステージにおける目的及び主要ニーズは以下のとおりであります。

ステージ 目的 ニーズ

研究 化合物選択

多くの候補化合物の中から目標の機 能を示す化合物を選択すること

評価用のサンプル(通常は少量)を早期に入手する こと

開発

製品開発

選択した化合物に必要な剤を混合し たり、成型したりして市場で流通す る形態の製品とすること

開発用に多量のサンプルを入手すること(その品質 は評価用と同等以上、時期は顧客の開発スケジュー ルに合わせたタイミング)

量産検討

量産する場合の製品品質や製造コス トを検討すること

量産方法を検討し、開発用サンプルと同等以上の品 質の製品が得られることを確認すること

量産 商業販売 商品を生産して販売すること 製品が安定供給されること  

顧客が化合物選択あるいは製品開発の初期のステージの場合、当社は未知の新規化合物の合成、既知だが合成困難 な化合物の合成、複雑な合成方法の改良、研究開発のための参考化合物の合成及び検討報告書を提供致します。

顧客の開発候補化合物が決定し評価用に多量のサンプルを用いる場合や量産するための製造方法を検討するステー ジの場合、当社は開発用のサンプルやその合成中間体の供給、工場で製造するための操業条件の検討、工場で製造し た製品の品質確認等を行います。

顧客が量産ステージの場合、当社は販売用の製品やその合成中間体を製造致します。

当社は、研究設備、中規模生産設備、工場設備等、研究ステージから量産ステージまで対応できる設備を保有して おります。化学品の取扱いは種々の法令で規制されておりますが、市販品製造では、一般的な化学品への法規制に加 えて、各産業分野特有の法規制や業界基準があります。このため、当社の設備は、対象分野を明確にして医薬医療分 野及び情報電子分野における法令基準や業界基準を満たした構造設備としております。

 

ステージ別の売上比率の推移は以下のとおりであります。次の世代の開発、量産テーマの育成としても、研究ステ ージは優先順位をつけて一定率を確保しつつ、開発ステージ、量産ステージは徐々に売上額が拡大しており、「ステ ージアップ・グロース」システムは着実に進展しております。

(10)

 

ステージ 平成26年3月度 平成27年3月度 平成28年3月度 平成29年3月度

量産 33.4% 38.6% 49.1% 42.8%

開発 25.1% 23.4% 17.6% 23.2%

研究 41.5% 38.0% 33.3% 34.0%

 

有機化学の技術は、基本的には有機化合物を合成する合成技術、精製して純度の高い製品を得る精製技術及び品質 を確認するための分析技術によって構成されております。

化合物の合成は、通常2種類以上の原料を反応させますが、反応物は通常多くの副生成物を含んでいるため、目標 品 質の 化合 物を 得る ため の精 製が 必要 であ り、 また 確認 のた めの 分析 が必 要と なり ます 。化 合物 が複 雑に なれ ば、 種々の原料を用いて合成反応・精製・分析の工程を繰り返して最終目的化合物を製品として取得致します。

これまでに世界で合成された有機化合物は何千万種類もあるといわれており、用いられた合成反応は何百種類もあ る上に、反応条件や反応助剤の組み合わせを考えると合成反応は無限大ともいえます。このような理由から、目的の 化合物を合成するためには、多種多様な反応から最適の反応を選択できること、必要に応じて新しい反応を開発でき ること及び反応を行う実務技術が高いことが求められます。

当社は、合成化学の専門家を多数擁して合成反応についての顧客ニーズに応えると共にバイオテクノロジーを用い た合成技術を用いて有機合成化学だけでは対応できない複雑な化合物を合成することが可能であります。

精製とは、合成した化合物から不純物等を分離する工程であります。特に最終工程での精製は製品の品質を左右す るため、重要な工程となります。原料中の不純物や反応で副生した不純物を除去致しますが、併せて外部からの異物 混入を防止する作業環境も必要であります。不純物や異物のレベルは、製品や開発ステージによって異なりますが、 ppm(100万分の1)オーダーの不純物やミクロンオーダーの異物の制御が求められます。有機化合物はひとつひとつ 物性が異なるため、精製方法も製品の数と同等以上多種多様の方法があります。当社は、精製に関する技術蓄積と最 新技術の取得及び各種の設備を取り揃えることで最適の精製方法を選択できる体制を整え、製品ごとに異なる品質に ついての国際基準を遵守することに加え、顧客からの更に厳格な要求にも応えております。

分析には、合成反応工程や精製工程の確認を行う工程分析と最終製品の品質を検査する品質試験の2つの役割があ ります。分析技術の進歩及び国際的な基準の厳格化によって種々の分析法や分析機器が必要になってまいりますが、 品質保証はソリューション提供において重要なため、新設備の導入や技術習得を進めております。

合成反応、精製、分析技術はそれぞれ独立して重要でありますが、相互に関係しております。例えば、選択的な合 成反応ができれば精製の負荷が軽くなります。作業環境がクリーンに保てれば異物の除去工程が不要になります。精 製で特定不純物を確実に除去できれば分析を省略することも可能になります。このため、製造(合成反応と精製)と 分析を総合的に管理する品質保証システムが顧客満足のひとつの重要な要素となります。

当社では、国際的な規格であるISO 9001の認証を取得しております。また、医薬品についてはGMP(医薬品の製造 管理及び品質管理に関する基準)システムを運用し、当局から承認を得ております。製品の種類により異なるいずれ かのシステムを適用して品質を保証しておりますが、一部の対象外製品についてもISO 9001に準じて当社で独自の品 質保証システムを定めて適用しております。

 

当社は、化合物の合成に特化した事業展開を行ってきたため、最終製品の機能に関わらず顧客が要望する化合物の 合成を行うことが可能ですが、医薬医療分野及び情報電子産業で必要とされる化合物合成への需要が特に多かったた め、これら先端産業に関する化合物合成の事業に絞り込んだ事業展開を行ってまいりました。

また、事業の基盤となる技術について、創業時における化学技術は有機合成化学を指しておりましたが、先端産業 の顧客ニーズに応えるためには常に最新技術の習得が必要であることに鑑み、次世代化学技術としてバイオテクノロ ジーを用いた化合物合成の検討を開始致しました。当該技術についても実験室で合成できる程度の比較的小規模の事 業を開始し、その後量産設備の設置へと展開致しました。

 

顧客からの問合せについて、研究開発等の顧客のステージ、技術概要、納期、希望価格等を確認後、当社の事業方 針と一致していれば、技術、設備、人員を調査して着手可否の判断を致します。着手可能であれば、通常秘密保持契 約を締結し、詳細技術内容等顧客の要望を理解し、見積を作成致します。場合によっては、着手可否の判断を秘密保 持契約締結後に顧客情報の開示を受けた上で行うこともあります。また、継続的な包括秘密保持契約を締結している 顧客も多数あります。

見積提出の前に顧客と打合せを行い、きめ細かくニーズを把握致しますが、提出した見積を基に更に顧客との調整 を行うこともあります。

(11)

 

当社では有機化学、バイオテクノロジー、分析の技術を保有し、専門家を多数擁しており、設備は、研究・開発・ 量産の各ステージの顧客要望に対応した研究設備、中規模実験設備、生産工場を保有しております。技術、人材、設 備に支えられた有機化学品の研究・開発・生産ソリューションを提供してきた結果、顧客の信頼を得てパートナーの 地位を占めることができていると考えております。

パートナーになるための信頼関係は短期間のうちに醸成できるものではありません。当社は、多様な技術に対応で きるため過去12年間に約590社と取引を実施しておりますが、うち34社と10年以上取引を継続しております。

当社の主要顧客(売上高の上位50社)は、国内の大手化学会社や製薬会社であり、売上の95.3%を占めます(化学 会社と製薬会社の占める割合はそれぞれ55.9%、39.4%でありました)。(平成29年3月期)

顧客の信頼を得てパートナーの地位を占めることができると取引継続年数が長くなります。平成29年3月期の顧客 のうち、10年以上取引を継続している会社は全顧客数の20.3%でしたが、売上高は73.9%を占めております。

(平成29年3月期) 取引年数 10年以上 7年~9年 4年~6年 3年以下 会社の割合

20.3% 15.5% 24.3% 39.9% 当社の売上に占める

割合

73.9% 7.6% 11.2% 7.2%  

主要顧客の売上高のうち、連結売上高1兆円以上の企業に対する売上高が52.5%、1,000億円以上の企業に対する 売上高が28.5%と、大手の企業に対する売上が中心であります。

(平成29年3月期) 顧客の売上規模 1兆円以上 1,000億円以上 500億円以上 500億円未満 主要顧客への売上高に占める割合 52.5% 28.5% 11.1% 7.9%

  当社の主な事業における技術と人材は不可分であると考えております。例えば、目的となる化学品を探索する段階 では、少量多品種の候補化学品を速やかに合成する必要があります。この段階では、基礎的な有機化学品合成の技術 及び知識並びにバイオテクノロジーの技術及び知識が必要となります。一方、製品開発が進んだ段階では、再現性 (試行回数を増やしても同じ結果となること)、コスト管理、安全操業なども考慮した検討が必要となります。ま た、様々な化学品を取り扱う中で、そのそれぞれの取扱い方法の熟知や法規関係などを把握しておく必要がありま す。

(12)

このような高度な知識を持った従業員に関しても、研究ステージにおけるソリューション提供のみならず、製造現 場(工場)において開発及び量産ステージにおけるソリューション提供に従事しております。

文理区分 理系 文系

最終学歴 博士 修士 大卒 専門学校卒 工業高校卒 -

構成比 13.0% 36.0% 22.9% 7.1% 11.9% 9.1%

 

また、当社は上記で記載したような高い技術力を背景にソリューション提供事業をおこなっております。このた め、現在事業展開している、機能材料分野及び医薬分野に関する、研究、開発及び量産ステージでのソリューション 提供においては、いずれも高い競争力があると考えております。

特に、技術的に難解である等の理由で製造が困難な製品に対して、強い競争力を有しております。また、バイオ技術 を利用した製品並びに中分子医薬品等の先端技術領域においては、GMP製造が可能な国内設備が少ないことから、競 争力を有していると考えております。

 

当社の事業セグメントは、有機化学品の研究・開発・生産ソリューション事業のみの単一セグメントであります。 以下では事業部門別に主な取扱い製品を記載しております。取扱い製品は研究・開発ステージのものから量産ステー ジのものまで含んでおります。

 

機能材料事業部門の取扱い製品

表示材料、半導体製造用化学品、カーボンナノチューブ分散体等

「医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準に関する省令」の規制対象外の医薬用原料、治験薬用 原料等

除草剤、殺菌剤、殺虫剤、昆虫フェロモン及びそれらの中間体  

医薬事業部門の取扱い製品 医薬原薬及び中間体 治験原薬及び中間体 医薬の研究開発用の化合物  

(13)

[事業系統図]

以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。  

   

(14)

4【関係会社の状況】

関連会社が1社ありますが、重要性が乏しいため記載を省略しております。  

5【従業員の状況】

(1)提出会社の状況

平成30年1月31日現在  

従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円)

244 40.6 11.0 6,235

(注)1.従業員数は就業人員であり、臨時の雇用はありません。 2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

3.当社は有機化学品の研究・開発・生産ソリューション事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記 載を省略しております。

 

(2)労働組合の状況

(15)

第2【事業の状況】

1【業績等の概要】

(1)業績

第33期事業年度(自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日)

当事業年度における国内経済は、円安効果等により輸出が持ち直し、設備投資面でも僅かながら増加傾向を示 してまいりましたが、個人消費の回復は依然弱含んでおり改善を示すまでには至っておりません。

海外においては、米国の新政権による政策運営並びに欧州での英国のEU離脱及び中国経済の失速等から引き 続き予断を許さない状況で推移するものと思われます。

 

医薬品市場は前年比0.3%と微増し、前年同様10兆円を超え、抗腫瘍剤、抗ウイルス剤、糖尿病薬等が売上の 上位を占めております(出典:アイ・エム・エス・ジャパン株式会社2016年医薬品市場統計-売上データ 2016 年暦年(1月~12月))。機能材料においては、代表市場のひとつである電子材料分野で、半導体市場は、前年 比△8.9%とマイナス成長に転じ、市場規模は約3兆4,318億円となるものと予想されています(出典:一般法人 電子情報技術産業協会 世界半導体市場統計 2016年秋季半導体市場予測について)。研究開発費は、医薬品製 造業で1兆4,577億円、情報通信機器器具製造業で1兆5,476億円となっております(出典:総務省科学技術研究 調査 平成28年(平成27年度実績)産業,資本金階級別研究関係従業者数,社内使用研究費,受入研究費及び社 外支出研究費(企業))。

 

このような状況の下、当社は中期経営計画の基本方針に沿って、事業構造の変革、新技術の開発、製造合理化 等による一層の業績改善に注力してまいりました。研究開発ソリューション提供主体の事業から工場での生産ソ リューション提供へ事業構造変革を目指して実施していたバイオ事業部門の設備が、前事業年度までに完成致し ました。当事業年度は、当該設備を用いた開発ソリューション、生産ソリューション提供が順調に進み、バイオ 事業部門の売上高が増加致しました。

当社は単一セグメントであるため、セグメント情報に代えて、事業部門別の状況を記載しております。 機能材料事業部門は、電子材料、医薬中間体等の販売がほぼ昨年と同等であり、売上高は2,358,090千円(前 年同期比0.5%増)となりました。医薬事業部門も、医薬原薬、治験原薬等の販売がほぼ昨年と同等であり、売 上高は1,757,060千円(同1.1%増)となりました。バイオ事業部門は、医薬原薬、バイオ医薬研究用製品等の販 売が増加し、売上高は652,858千円(同52.5%増)となりました。

以上の結果、売上高は4,768,008千円(同5.0%増)、営業利益708,904千円(同70.1%増)、経常利益740,797 千円(同80.7%増)、当期純利益484,329千円(同350.2%増)となりました。

 

第34期第3四半期累計期間(自 平成29年4月1日 至 平成29年12月31日)

当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、政府による経済政策や金融政策を背景に、企業収益の回復や雇 用環境の改善など、緩やかな回復基調が見られました。

一方で、米国政権の動向や欧州の政治情勢の不安定さ、中東及びアジア地域における地政学的リスクの高まり により、国内景気への影響が懸念される等、先行きは依然として不透明な状況となっております。

当社を取り巻く事業環境である機能性化学品及び医薬品の市場は、製品及び研究開発サービスともに需要は堅 調に推移しております。

このような状況下当社は、平成29年4月からの3ヵ年中期経営計画に基づき、工場設備及び分析棟の拡充を進 め、顧客のニーズに対応できる体制の構築に努めております。

以 上 の 結 果 、 当 第 3 四 半 期 累 計 期 間 の 売 上 高 は 4 , 6 4 1 , 4 7 6 千 円 、 営 業 利 益 は 1 , 0 7 1 , 2 7 1 千 円 、 経 常 利 益 は 1,085,809千円、四半期純利益は717,461千円となりました。

なお、当社は有機化学品の研究・開発・生産ソリューション事業のみの単一セグメントであるため、セグメン ト別の記載を省略しております。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

第33期事業年度(自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日)

当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、1,232,993千円となり、前事業年度末 に比べて427,613千円の増加となりました。なお、当事業年度における各キャッシュ・フローの状況は以下のと おりであります。

(16)

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当事業年度において営業活動による資金の増加は、1,247,319千円となりました。これは主に税引前当期純利 益の計上722,755千円、減価償却費836,039千円を計上したことによるものです。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当事業年度において投資活動による資金の増加は、57,561千円となりました。これは主に有形固定資産の取得 による支出493,041千円の資金減少要因が発生した一方で、国庫補助金による収入200,000千円及び関係会社出資 金の売却による収入406,963千円の資金増加要因があることによるものです。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当事業年度において財務活動による資金の減少は、877,268千円となりました。これは主に長期借入金の返済 による支出733,268千円によるものです。

(17)

2【生産、受注及び販売の状況】

当社は、単一セグメントであるため、セグメント情報に代えて事業部門別で開示しております。 (1)生産実績

第33期事業年度及び第34期第3四半期累計期間の生産実績は、次のとおりであります。

事業部門の名称

第33期事業年度 (自 平成28年4月1日

至 平成29年3月31日)

第34期第3四半期累計期間 (自 平成29年4月1日

至 平成29年12月31日) 生産高(千円) 前年同期比(%) 生産高(千円) 機能材料事業部門 1,284,718 99.7 1,139,291

医薬事業部門 1,188,256 90.0 1,595,212

バイオ事業部門 789,490 122.0 398,554

合計 3,262,465 100.2 3,133,057

(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。  

(2)受注状況

第33期事業年度及び第34期第3四半期累計期間の受注実績は、次のとおりであります。

事業部門の名称

第33期事業年度 (自 平成28年4月1日   至 平成29年3月31日)

第34期第3四半期累計期間 (自 平成29年4月1日   至 平成29年12月31日) 受注高

(千円)

前年同期 比 (%)

受注残高 (千円)

前年同期 比 (%)

受注高 (千円)

受注残高 (千円) 機能材料事業部門 2,514,053 106.3 484,097 147.5 2,337,775 751,052 医薬事業部門 3,282,920 214.7 1,961,207 450.5 1,022,670 732,276 バイオ事業部門 570,463 173.4 129,060 61.0 507,781 317,785 合計 6,367,438 150.8 2,574,365 264.1 3,868,226 1,801,115 (注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

(3)販売実績

第33期事業年度及び第34期第3四半期累計期間の販売実績は、次のとおりであります。

事業部門の名称

第33期事業年度 (自 平成28年4月1日

至 平成29年3月31日)

第34期第3四半期累計期間 (自 平成29年4月1日   至 平成29年12月31日) 販売高(千円) 前年同期比(%) 販売高(千円)

機能材料事業部門 2,358,090 100.5 2,070,819

医薬事業部門 1,757,060 101.1 2,251,601

バイオ事業部門 652,858 152.5 319,055

合計 4,768,008 105.0 4,641,476

(注)1.最近2事業年度及び第34期第3四半期累計期間の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に 対する割合は次のとおりであります。

相手先

第32期事業年度 (自 平成27年4月1日   至 平成28年3月31日)

第33期事業年度 (自 平成28年4月1日   至 平成29年3月31日)

第34期第3四半期累計期間 (自 平成29年4月1日   至 平成29年12月31日) 金額(千円) 割合(%) 金額(千円) 割合(%) 金額(千円) 割合(%) 東レ株式会社 1,066,589 23.5 831,380 17.4 772,256 16.6 東和薬品株式会社 464,457 10.2 137,435 2.9 220,023 4.7

(18)

3【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

当社は、以下の経営環境認識のもとに経営方針及び対処すべき課題を設定し、『先端産業分野において、研究から 商 業生 産ま で、 顧客 との パー トナ ーシ ップ を重 視し 、化 学品 製造 に関 する 課題 を解 決す る』 こと を進 めて まい りま す。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。

 

(1)経営環境

医薬品市場は前年比0.3%と微増し、前年同様10兆6,246億円となり、抗腫瘍剤、抗ウイルス剤、糖尿病薬などが売 上 の 上 位 を 占 め て お り ま す ( 出 典 : ア イ ・ エ ム ・ エ ス ・ ジ ャ パ ン 株 式 会 社 2 0 1 6 年 医 薬 品 市 場 統 計 - 売 上 デ ー タ 2016年暦年(1月~12月))。また機能材料分野における代表的市場である半導体市場は、前年比△8.9%とマイナ ス成長に転じ、市場規模は約3兆4,318億円となるものと予想されています(出典:一般法人電子情報技術産業協会 世界半導体市場統計 2016年秋季半導体市場予測について)。

また、医薬分野及び機能材料分野ともに、その製品製造においては、多品種の化学品が必要となるために、医薬品 業界をはじめ製造を外部へ委託する傾向が続いております。株式会社矢野経済研究所「医薬品原薬・中間体市場の展 望と戦略2017年版」によれば、製薬企業における医薬品原薬・中間体の外部委託は増加しており、今後もその傾向は 続くと予想されております。

 

株式会社矢野経済研究所 「医薬品原薬・中間体市場の展望と戦略2017年版」

        (単位:億円)

  平成24年度

 

平成25年度  

平成26年度  

平成27年度  

平成28年度 (見込) 外部委託費 3,500 3,660 3,860 4,080 4,240  

同様に、医薬分野及び化学分野の研究開発についても外部との連携が進み、企業の社外支出研究費は増加しており ます。

 

総務省統計局 科学技術研究調査「産業,資本金階級別研究関係従業者数,社内使用研究費,受入研究費及び外部支

出研究費(企業)」 (単位:百万円)

年 平成24年 平成25年 平成26年 平成27年 平成28年 医薬品

試験研究費の額

(うち社外支出研究費の割合)

1,601,780 (21.9%) 1,669,058 (20.7%) 1,865,844 (23.0%) 1,946,974 (23.2%) 1,936,583 (24.7%) 化学

試験研究費の額

(うち社外支出研究費の割合)

813,072 (7.4%) 793,731 (5.2%) 813,138 (7.5%) 814,263 (7.5%) 886,517 (7.9%)  

当社は、化学品製造の課題解決ビジネスを研究・開発ステージから開始しましたが、開発が進み量産ステージにな ると生産量が多くなり、対応できる設備が不十分でした。

そこで量産ステージへの対応として、医薬品原薬精製・粉砕設備を平成25年3月、GMP培養設備を平成26年10月、 医薬品原薬抽出設備を平成27年7月、核酸・ペプチド医薬品製造設備を平成27年9月に完成させ、充実を図ってまい りました。この結果、研究ステージにおける売上高の3年間の年平均成長率は6%であったのに対し、開発・量産ス テージを合わせた売上高の3年間の年平均成長率は15%でした。これは、工場規模の生産能力を拡大しつつ、一定量 の研究ステージの受託は確保するという方針に従った成果によるものです。

 

(2)経営方針及び対処すべき課題

(19)

この方針に基づいて、当社のビジネスを更に拡大するために、以下の①~⑥の6項目を対処すべき課題として認識 しております。

①新製品導入のための設備の改良・新設

当社は、顧客が製品を開発するための研究や量産化検討を行う過程で、顧客の依頼に基づいて課題解決の検討サ ービスや試製品製造を行います。また、製造を受託し有機化学品の製造・販売を致します。対象は主に医薬、情報 電子分野ですが、これら先端産業分野では技術革新が進んでおり、顧客のニーズも変化します。顧客満足度の高い ソリューション・サービスや化学品製造販売を行うために、研究設備、生産設備及び分析設備の改良、新設を図っ てまいります。

 

②既存製品の生産基盤の強化

当社は、生産設備を増強し顧客が量産ステージにある製品の製造販売を増強してきましたが、業務の効率化、合 理化によって更なる設備生産性の向上に努めます。そのため、仕入から製造、保管、出荷、廃棄物処理にいたるま で全工程を通しての効率化するため、工場基盤設備の増強及び生産工程のボトルネックの解消、生産状況に応じた 設備の増設により安定稼働に注力致します。

 

③品質管理及び品質保証の強化

製品の品質は、製造工程で規格を満たす製品を安定的に生産することが基本ですが、これを確認する分析体制が 必要であります。当社では、生産品目の増加に伴い品質管理業務も増加し多様化してまいりました。特に、法規に よる品質規格の厳格化や業界の品質基準が高度化してまいりましたので、これに対応できるように分析設備の増 強、分析技術の向上に努めます。生産管理と品質管理を確実にかつ効率的に行う品質保証体制の充実、強化に努め ます。

 

④新製品開発及び技術開発に向けた研究開発の強化

機能材料事業部門では、情報電子分野の新材料の開発を行っております。用途に応じて顧客と共同で検討を進め ておりますが、技術革新の早い分野でありますので、短期に製品化することが課題と考えております。

製薬会社各社は新規作用による医薬品の開発を進めておりますが、当社の医薬事業部門では、これら医薬品の製 造ができるように技術開発をするとともに、製薬会社と開発初期から協力を進めることが課題と考えております。 バイオ事業部門では、遺伝子組換えによる化学物質製造及びバイオテクノロジーと合成化学の組み合わせによる 化学物質合成を核とした技術開発を進めております。製品を開発する会社と初期から協力を進めることが課題と考 えております。

 

⑤コンピューター・システムの強化

会計システムを始め、コンピューター・システムを導入して業務の効率化に努めておりますが、システムの改良 により業務の一層の効率化とともに、生産管理を含めた全社の業務を一元的に管理できるシステムを検討致しま す。

 

⑥人材育成

当社は、顧客の研究・開発から商業販売における量産ステージまで、機能材料部門、医薬事業部門、バイオ事業 部門において、課題解決のサービスや化学品の製造販売を行っていますが、それぞれのステージと部門で専門性を 持った社員が求められます。先端産業分野で顧客の要望に応じて課題解決のビジネスを継続するために、人材の採 用、育成は重要な課題と認識しております。

(20)

4【事業等のリスク】

当社における事業等のリスクとして、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性がある事項には以下のようなも のがあります。なお、文中における将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであり、将 来において発生の可能性がある全てのリスクを網羅するものではありません。

 

(1)景気、個人消費及び顧客の動向によるリスク

当社は、日本国内の化学品や医薬品を製造する会社から生産や研究開発を受託しております。顧客に供給してい る製品はエレクトロニクス用有機材料から、日用品、医薬品の原薬やその他材料まで多種多様であり、顧客におい て当該材料を利用した最終製品は多岐に亘っているものと推測されます。従って、国内外の景気動向や個人消費動 向、顧客動向の影響を受けます。景気の後退や個人消費の低迷が起こった場合、当該外部環境の影響や各顧客固有 の事情によって顧客が外部に委託する生産もしくは研究開発を減らした場合、委託する製品の生産又は研究開発か ら撤退した場合、さらには顧客の倒産や廃業が発生した場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可 能性があります。

 

(2)顧客、当社の研究開発計画の進捗に関するリスク

当社のビジネスは、顧客の自社商品の研究開発や生産を支援する事業を中心にしているため、業績はそれら顧客 の開発品の開発スケジュールや生産計画に大きく依存します。顧客の研究計画が途中で中止・中断等になるリスク は常にあり、またそれは当社がコントロールできないものです。

一方、当社は、将来の製造支援ビジネスのための技術開発や独創的な自社商品の開発も行っていますが、これら が全て実用化され、当社の業績に寄与する保証はありません。

顧客あるいは当社の研究開発計画の進捗が大幅に遅れた場合や変更になった場合、さらには中断や中止となった 場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(3)研究開発・製造支援事業特有のリスク

顧客の商品に係る研究・開発、あるいは商業生産初期のステージにおける支援業務では、収益率低下や技術上の トラブル等が発生するリスクを伴います。当社は、顧客とのコミュニケーションを重視し、そのようなリスクを最 小限にするよう努力していますが、残念ながら顧客の期待に応えられず、想定していた収益が上がらない等のリス クがあります。

また、原材料の支給や資材、機器の貸与、中間体や製品の一時預かりの機会も多いため、その保管・使用中の劣 化、滅失、破損等により、顧客から賠償を求められるリスクがあります。

このような、研究開発・製造支援事業特有の事象が発生した場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及 ぼす可能性があります。

 

(4)競合他社との関係に関するリスク

当社の競争相手は、医薬品原薬製造企業、化学品製造・開発企業、化学分野の研究受託・人材派遣企業等多岐に わたり存在し、研究開発から生産までの各々のステージでは競合します。当社の強みは全てのステージで一貫して 支援できる体制を持つことと、技術的な幅の広さですが、各ステージにおいては、技術力、生産能力等について当 社と比較して優位にある企業もあります。従って、これら競合相手との競争次第で、当社の計画する経営成績に影 響をきたす可能性があります。また今後、市場の拡大に伴い、更に新規参入が増えて競争環境が激しくなる可能性 があります。

このような、競合他社との関係において、当社の優位性を示すことが難しくなる状況に陥るような場合には、当 社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(5)製品の品質に関するリスク

当社は、厳格な品質管理基準に従って各種製品を製造しておりますが、全ての製品について欠陥が無く、将来に 亘ってリコールが発生しないという保証はありません。大規模な製品事故は、多額のコストや当社の評価に重大な 影響を与え、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(6)資材調達に関するリスク

(21)

(7)原料、資材価格の変動によるリスク

当社は、原油価格に連動する試薬、溶剤等の様々な化合物を原料や資材として国内外から直接又は間接的に調達 しています。購入原材料や資材の価格が変動した場合やそうした購入原料価格の変動を販売価格に転嫁できない場 合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(8)外部委託に関わるリスク

当社は、事業活動を行う上で、生産、試験、物流、産業廃棄物搬出・処分等の業務を外部に委託しています。委 託に当たっては、購買先として審査を行い、必要に応じて監査を行う等その業務を適切に管理していますが、委託 先で生じた何らかの問題が、当社の委託業務に支障をきたし、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があり ます。

 

(9)大口取引先への依存によるリスク

取引上位10社の占める売上高の割合は、63%となっております(平成29年3月期)。これらの企業との取引条件 の変更、契約解除あるいは取引先の製品の需要減退が発生した場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を与える 可能性があります。

 

(10)事故・災害のリスク

当社は、安全操業のために製造設備の保守・点検を実施していますが、製造設備で発生する事故、自然災害等に よる影響を完全に防止できる保証はありません。火災、爆発、漏洩、悪臭、騒音等により、工場周辺に物的・人的 被害を及ぼした場合には、当社の事業活動に支障をきたし、経営成績及び財政状況に影響を及ぼす可能性がありま す。

 

(11)主要な事業の前提となる許認可、届出に関わるリスク

当社の主な事業は医薬品原薬製造を含む有機化学品の研究・開発・生産ソリューション事業であり、この事業を 遂行するために以下に代表される様々な許可等を取得しております。これらの許可等については、各法令で定める 手続きを適切に実施しなければ効力を失います。また、各法令に違反した場合、許可等の取消し、又は期間を定め てその業務の全部もしくは一部の停止等を命ぜられることがある旨が定められております。当社は、現時点におい て、許可等の取消し等の事由となる事実はないものと認識しておりますが、将来、当該許可等の取消し等を命ぜら れた場合には、当社の経営成績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。

・危険物製造所許可、屋内貯蔵所許可、危険物屋外タンク貯蔵所許可、危険物一般取扱所許可 ・毒物劇物製造業登録、毒物劇物一般販売業登録、毒物劇物輸入業登録

・医薬品製造業認可

・向精神薬製造製剤業免許、向精神薬試験研究施設設置者登録 ・覚せい剤原料取扱者指定

・農薬登録

また、当社の事業遂行上必要な届出として、以下に代表されるものがありますが、許可等と同様、万一遺漏があ り、管轄当局からの指導、処分を受けた場合には、当社の経営成績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があ ります。

・化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)に基づく、新規化学物質に係る申出、申請 ・労働安全衛生法に基づく、新規化学物質に係る申出、申請

・遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律(カルタヘナ法)に基づく申請  

(12)医薬品の外部委託に係る規制動向に関するリスク

(22)

(13)法的規制に関するリスク

当社は、化学品、医薬品、農薬、遺伝子組換え等に関する多くの規制に従い業務を遂行しており、法令遵守には 最大限の注意を払っていますが、過失あるいは政策、実務慣行、解釈変更によって発生する事態が、当社の業務遂 行や経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。また、将来的に環境及び化学品安全等に対する法的規制が強 化され、新たな対策コストが発生する可能性があります。

このような、法的規制に関連した事象が当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。  

(14)知的財産管理に関するリスク

当社は、知的財産権が事業活動・製品競争力に重要な役割を果たしていることを認識し、知的財産権の取得によ る自社権利の保護に努める一方で、他社の知的財産権を調査し、問題の発生防止を図っております。しかしなが ら、他社との間で知的財産権を巡る紛争が生じた場合や、他社から知的財産権を侵害された場合には、事業活動に 支障が生じ、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(15)情報漏洩リスク

当社の事業の特徴として、秘密保持契約を締結した上で顧客の商品開発に関わる技術情報や営業情報を預かり、 取り扱う業務が日常的に発生します。役職員にはこの重要性を知らしめ、啓発、教育を行い、秘密保持誓約を提出 させる等、情報漏洩の防止には万全を期していますが、万一情報の漏洩が発生した場合には、当社が賠償責任を負 う可能性があり、また社会的信用の低下により、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。  

(16)コンピューター・システムに起因する運営のリスク

当社は、会社運営の全般に亘ってコンピューターによる業務処理を実施しており、地震・火災等の災害によるハ ードウェアやネットワークの損傷、外部からのコンピューターウイルス攻撃によるシステムトラブルやデータ破 壊、更には情報の盗難、漏洩等を完全に防げる保証はありません。これらの問題が発生した場合、当社の経営成績 及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(17)訴訟等に関するリスク

当社の事業又は活動に関連して、知的財産権、製造物責任、環境、労務等、様々な訴訟、紛争、その他の法的手 段が提起される可能性があります。現在、当社の業績と財政状況に重大な影響を及ぼす訴訟は提起されておりませ んが、将来において、重要な訴訟等が提起された場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性が あります。

 

(18)固定資産投資に関わるリスク

有機化学品の研究・開発・生産ソリューション事業においては、顧客の要求に対応できる製造設備を予め揃えて おくことは非常に重要ですが、商談状況を踏まえて大きな設備投資を行うことがあります。しかしながら、既述の とおり、生産を実施する当社のビジネスは、それら顧客の開発品の開発スケジュールや生産計画に大きく依存しま す。このリスクは当社の設備投資においても重要な問題です。設備投資は常に慎重に十分な検討を経て決断します が、想定していた収益が上がらない、あるいは顧客の開発計画が変更、中止になったために、回収計画に狂いが生 じるリスクは存在します。このような場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。  

(19)固定資産の減損に関するリスク

当社が保有する固定資産については、「固定資産の減損に係る会計基準」を適用しております。同会計基準で は、減損の兆候が認められる資産又は資産グループについては、当該資産又は資産グループから得られる割引前将 来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回った場合に、帳簿価額を回収可能価額(当該資産又は資産グループ から得られる割引後将来キャッシュ・フローの総額もしくは当該資産又は資産グループの正味売却価額のいずれか 高い方の金額)まで減額し、減額した当該金額を減損損失として計上することとなります。

また当社は、キャッシュ・フローを生み出す資産又は資産グループの最小単位として、事業部単位(機能材料事 業部、医薬事業部、バイオ事業部)を基本とした資産のグルーピングを行っております。

(23)

(20)金利変動リスク及び資金調達リスク

当社は、将来に亘って必要な設備を新規あるいは更新のため、設備投資資金や運転資金を金融機関からの借入に より賄っております。有利子負債には変動金利条件となっているものがあります。変動金利による調達に関しまし ては、金利キャップ契約等を活用することで金利変動に伴うリスクの軽減に努めておりますが、今後の金利動向に よっては、当社の経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。

 

(21)資金使途に関するリスク

当社の公募増資による調達資金の使途については、生産機能向上のための設備投資等に充当する予定です。しか しながら、外部環境等の影響により、目論見どおりに事業計画が進展せず、調達資金が上記の予定どおりに使用さ れない可能性があります。また、予定どおりに使用された場合でも、想定どおりの効果を上げることができず、当 社の経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。

 

(22)財務制限条項に関するリスク

当社は、事業上必要な資金調達のため、金融機関との間でコミットメント期間付タームローン及びシンジケート ローン契約を締結しており、これらの借入契約には、純資産の維持及び経常利益の確保等に関して財務制限条項が 付加されております。今後、当社の経営成績が著しく悪化するなどして財務制限条項に抵触した場合、借入先金融 機関の請求により当該借入について期限の利益を喪失し、一括返済を求められるなどして、当社の経営成績及び財 政状態に影響を与える可能性があります。

 

(23)人材確保に関するリスク

当社は、有機合成化学や生化学等の分野の技術者の新卒・中途採用を継続的に行い、技術者の育成に努めていま す。しかしながら、学生の理系離れや団塊世代の退職による採用需要の高まりにより、優秀な人材を適切に確保す ることの困難性が高まっています。今後一層、優秀な人材の確保に注力してまいりますが、人材の確保及び育成が 計画どおりに進まなかった場合には、当社の事業展開に支障が生じ、当社の経営成績及び財政状態に影響を与える 可能性があります。

(24)

5【経営上の重要な契約等】

当社は平成28年2月29日を合意成立日として、当社の100%子会社である大神医薬化工(太倉)有限公司の全株式 を、Flancool Technology Shenzhen Co.,Ltd.に譲渡する基本合意書を締結いたしました。

その内容は次のとおりであります。 (1)譲渡する相手会社の名称

Flancool Technology Shenzhen Co.,Ltd. (2)当該子会社等の名称及び事業内容

名称 :大神医薬化工(太倉)有限公司

事業内容:有機化学薬品の製造・販売、及び関連する研究・開発受託 (3)譲渡契約日

平成28年7月28日 (4)譲渡完了日

平成28年12月14日 (5)譲渡価額

(25)

6【研究開発活動】

第33期事業年度(自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日)

当社は、開発本部において機能性エレクトロニクス材料、医薬原薬及び中間体の製造方法及び遺伝子組換え等の バイオテクノロジーの研究開発を進めております。

機能性エレクトロニクス材料については、プリンテッド・エレクトロニクス材料の用途開発及び製造開発を行っ ております。医薬原薬及び中間体の製造方法については、低分子医薬品の製造方法開発及び核酸医薬の製造方法開 発を行っております。また、次に示すとおり、大学等との共同研究で医薬品の開発研究を行っております。  

共同研究テーマ 領域 共同研究先 期間 成果 競争的資金

Ras のシグナル伝達に関わる有望な 化合物の創製

低分子医薬 神戸大学

平成21年~ 平成27年

特許出願 (平成24年)

医薬基盤研 厚労省科研費 LAT−1選択的阻害活性を有する化合物

の創製

低分子医薬 大阪大学 平成23年~

特許出願 (平成25年)

医薬基盤研 正常型CD44mRNAの発現を増加させる

核酸医薬の創製

核酸医薬

神戸学院大 学

平成25年~ 平成26年

特許出願 (平成16年)

兵庫県COE

メモリー型T細胞活性化材の開発 低分子医薬 大阪大学 平成26年~

特許出願 (平成28年)

自社資金

前頭側頭型認知症治療薬の開発 核酸医薬

名古屋大学 大阪大学

平成28年~

特許出願 (平成29年)

AMED (注)1.医薬基盤研は国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所の略称であります。

2.兵庫県COEは兵庫県最先端技術研究事業(COEプログラム)の略称であります。 3.AMEDは国立研究開発法人 日本医療研究開発機構の略称であります。

 

遺伝子組換え等のバイオテクノロジーについては、遺伝子組換え微生物等による化学物質の合成研究を行ってお ります。

当社は、以下に示すとおり、国立研究開発法人の新エネルギー・産業技術総合開発機構及び日本医療研究開発機 構並びに島根県産業技術センターの事業に参画し将来の基盤となる技術の基礎研究を行っています。本事業におい ては、前述のプリンテッド・エレクトロニクス材料の研究及び遺伝子組替え等のバイオテクノロジーを利用した技 術に関して、研究開発を行っております。

実施時期 事業名 事業母体

平成20年度~ 平成26年度

光増感色素に関する研究

・色素増感太陽電池に用いる光増感色素及びその製造方法の開 発

島根県産業技術センター

平成24年度~ 平成28年度

革新的バイオマテリアル実現のための高機能化ゲノムデザイン 技術開発

・従来合成が困難であった物質の生産、有用物質生産効率の 大幅な向上

・微生物による生産プロセスの開発効率を飛躍的に向上させ る技術の開発

経済産業省

平成27年度~ 平成29年度

テロメアDNA検出を指向した電気化学活性プローブ化合物の開 発

・腫瘍マーカーとして利用可能な新規化合物及びデバイスの 開発

島根県産業技術センター

平成28年度~ 平成32年度

植物等の生物を用いた高機能品生産技術の開発 (助成事業) ・植物による高機能品生産技術開発

NEDO 平成28年度~

平成32年度

植物等の生物を用いた高機能品生産技術の開発 (委託事業) ・高生産性微生物創製に資する情報解析システムの開発

NEDO 平成28年度~

平成32年度

糖鎖利用による革新的創薬技術開発 ・糖鎖標的を製造する為の技術開発

AMED

(26)

開発本部の研究員は20名であります。

研究開発活動の成果は、現状の事業部門の枠組を超えた事業化の可能性も視野にいれているため、研究開発費は 全社一元で管理しております。

当事業年度の研究開発費は、211,057千円となりました。  

第34期第3四半期累計期間(自 平成29年4月1日 至 平成29年12月31日)

前事業年度に引き続き、機能性エレクトロニクス材料、医薬原薬及び中間体の製造方法及び遺伝子組換え等のバ イオテクノロジーの研究開発を進めております。

参照

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上記の(1)勤怠及び健康、

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